こんにちは、だいです。
なぜ毎日の生活に「ゆとり」がないのだろう…
と思っているそこのあなた。
ドイツ人の暮らしからヒントを得よう!
実は、ドイツ人の平均可処分所得(手取り)は290万円/年と意外に低く、さらに9人に1人は輸入が年間105万円にも満たないというのです。
しかし、ドイツのある調査で「自分の生活に満足していますか?」と聞かれたときに、93%が「満足している」と答えたそうです。
なぜドイツ人は、比較的少ない所得でも生活に満足できるのかを探るべく、ドイツ人の暮らしを解説していきます!
お金を掛けない娯楽が好き
休暇は自然を満喫する
ドイツ人は休暇をどのように過ごしているのかというと、繁華街にいったり、都会でショッピングをするといういった感じではありません。
多くは日光浴やスポーツ、家族とゆっくり過ごすといったような仕事の疲れを癒す過ごし方をしています。
ドイツの公的健康保険運営組織が2018年に実施したアンケートでは、「休暇の最大の魅力は、太陽の光と自然」と答えた人が最も多かったといいます。
日本人の場合、休日も忙しく買い物に行ったり、遊んだりしているという方は少なくないでしょう。仕事のストレスをパーッとお金を使うことで発散しているのではないでしょうか。
サイクリングやウィンタースポーツがさかん
ドイツ人はではスポーツもかさんで、夏はサイクリング、冬はスケートやアイスシュトックシーセンを楽しんでいる人が多いです。
どれも道具を揃えればそれ以上お金は掛からない娯楽です。
ドイツの道路は自転車専用レーンが明確に区分されているので、自然に覆われた景色の中を気持ちよく走ることが出来ます。
冬には、公園や水路が凍った時にはスケートやアイスシュトックシーセンができます。「アイスシュトックシーセン」とは、カーリングに似た競技で円錐型のアイスシュトックを滑らせて、ゴール地点にある木材に当てるというというものです。
このように、休暇を静かに過ごすというのがドイツ流なのです。
世界で最も労働時間が短い
ドイツはGDP正解第4位の経済大国ですが、労働時間は世界一短いです。日本と比較すると、一人当たり年間350時間も短いのです。
ここまで労働時間が短いのは3つ理由があります。
それぞれ解説していきます!
法律で厳しく規制されている
ドイツ政府は、勤労者の健康を守るために、日本よりはるかに厳しい規制を課しています。具体的には、
これらに例外は無く、「繁忙期だから」という言い訳も通用しません。
ドイツでは、法律がめちゃくちゃ厳しい為、労働者は長時間働くことが無いのです。
柔軟な働き方が浸透している
法律で労働時間が短くなっているにもかかわらず経済が回っているのは、柔軟な働き方が浸透しているかただと言えます。
ドイツでは、コロナ禍になる前から「ホーム・オフィス」、日本でいう「テレワーク」が浸透していました。
昔はドイツも「9時~15時はオフィスにいる義務」を課していた業務も多かったようですが、現在は「自宅にいても成果が上がればよい」という認識が一般的になっています。
有給休暇取得率100%
一度は聞いたことがあるかもしれませんが、日本の有給休暇取得率は約50%程度なのに対して、ドイツはほぼ100%なのだそうです。
さらにその有給休暇は、数日では無く2~3週間まとめて取っているというのです。
なぜそれで会社が回っているのかというと、大半のドイツ人は「仕事はあくまでも生活の糧を得るための手段で、プライベートを犠牲にしてはいけない」という原則をもっていて、誰かが仕事を長期休暇で休んでも”お互い様”と諦めてしまっているからなのです。
ドイツは休暇を中心に回っているといっても過言ではありません。
他人のサービスに期待しない
”おもてなし”のこころを大切にする日本とは対照的に、ドイツはいわゆる「サービス砂漠」です。というよりドイツではサービス自体が有料なので、無料でサービスする気がありません。
例えば、パン屋に行列ができていたとしても店員はマイペースに働くし、窓ふきの担当は一貫してお客さんの対応をしません。
どのお店でもこのような状態であるため、ドイツでは”他人のサービスに期待しない”国民性があります。
これは一見、不便でストレスが溜まるなどデメリットが大きいように感じますが、逆にお互い気を遣わないで気楽に生きれるというメリットもあるのです。
これは、前述した労働時間が短いという話にも繋がってきます。ドイツ人が短い労働時間で経済を回せる理由に、過剰なサービスはしないという点も挙げられます。
日本で言うと、宅急便の再配達は配達員さんにとってかなりの負担ですよね。ドイツでは再配達という制度がなく、自ら取りに行く必要があります。
ドイツは店員と客があくまでも対等という考えがあるので、多少に不便も受け入れることができるのです。
ゆとりのある生活をするには…
著書の紹介
結論の前に今回の記事を書くにあたって読んだ本を紹介します。フリージャーナリスト熊谷徹の著書「ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか」です。
この本を読もうと思った経緯は、ちょうど海外旅行から帰ってきたときに海外の人はどんな暮らしをしているのだろうと思ってこの本を手に取りました。
超効率的で合理的なドイツ人ですが、個人的には、お金より時間や心地よさを求める日本の若者に似ているような感じがしました。そういう暮らしを求めている若い方には結構参考になる書籍じゃないかなと思います。
自由な時間を大切にする
さて本題に戻りますが、私達が日々「ゆとり」をもって生活するにはどうすればいいでしょう。
まずは、自由な時間確保することが大切だと思います。平日はみっちり働いて、休日も忙しく活動しているといつの間にか神経がすり減ってしまいます。
例えば、いままで有給休暇をあまり取ってこなかった方であれば、出来るだけ取るようにして自由時間な時間を確保したり、
休日はお金を使ったり繁華街に行くのをやめて、自然の中で本を読んだり家族と一緒に過ごしてみると良いかも知れません。
まとめ
今回の内容は、
という内容でした。
少しでも生活のヒントになれば幸いです!
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