こんにちは、だいです。
企業の決算説明資料分かりやすい!
これだけ見れば充分だね!
と思っているそこのあなた。
決算説明資料を鵜呑みにしてはいけません。
何ィーーー‼
ということで今回は、
これら3つについて解説していきます!
決算説明資料とは?
決算説明資料とは?
決算説明資料は、会社が独自に作成した決算の説明資料です。財務諸表のように開示が義務付けられているわけでは無いですが、ほとんどの企業が作成しています。
例えば楽天の場合はこんな感じです。
どうでしょうか。
特にバランスシートやキャッシュフローは図解で説明しているので、直感的に理解することが出来ますよね。
文字小っちゃくて見えないけどな!
(原本はちゃんと見えます)
企業にとってみれば分かりやすい資料を提供すれば、投資家(ステークホルダー)の理解が深まり、より投資を受けやすくなるなどのメリットがあるのです。
他には載っていない情報があるかも
決算説明資料に載っているのは決算の説明だけではありません。この会社がどんな会社か分からない人がいるかもしれないので、
会社の概要説明・強み
過去の実績や推移
今後の方針
現在取り組んでいる事業
など、会社がアピールしたいことが盛り込まれています。
そして、他のどの資料にも載っていない情報が記載されていることもあるので、目を通した方がいいでしょう。
それって結構重要じゃない?
鵜呑みにしてはいけない理由
バイアスが掛かっている
決算説明資料は会社独自で作成している資料なので、決まったフォーマットがありません。逆に言えば、会社が好きな情報を好きなように発表することが出来ます。
つまり、投資家に良い印象を持ってもらいたくて、会社のいい面ばかりを記載していたり、逆に良くない数字は記載しなかったりする可能性は充分にあるのです。
ということは、
この会社良い所しかないね!
買いだ買いだ~!
となってしまうのは危険だということです。
情報は偏らないようにしないとね。
どう判断していくべき?
信頼性の高い資料をベースにする
まず決算資料で一番信頼性が高いものは、「有価証券報告書」です。
なぜかというと、有価証券報告書に記載されている財務諸表は、監査法人によって適正かどうかの意見が記載されているからです。
普通は問題ないと判断され、「無限定適正意見」となります。これであれば資料の信頼性は高いと言えます。(もちろん100%ではありません。)
有価証券報告書の末尾に「監査報告書」があり、そこで確認できます。今投資している会社がある、もしくは投資しようと思っている方は、一度確認してみて下さい。
それ以外だと結構危険かも…
次に信頼性が高いのは「決算短信」です。決算短信は速報性を重視した資料で、一番早く決算内容を確認することができます。
しかしコチラは監査対象ではないので、有価証券報告書よりはやや信頼性が低いです。
この上記2つの資料はより信頼性が高いので、重要度も高いです。これらをベースに考えて決算説明資料を読むといいでしょう。
まとめ
今回の内容は、
といった内容でした。このブログでもお世話になっている決算説明資料についての解説をしてみました。データというのは見方によっては印象が全く違うので気を付けたいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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